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2006年1月23日 (月)

バッテリー

バッテリー
あさの あつこ  角川文庫 ISBN:4-04-372101-3

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電車の中吊り広告で見かけ、なぜかとても読みたくなったので買いました。

中学入学前に、父親の田舎に引っ越してきた原田巧。ピッチャーとして絶対の自信を持つ彼は、同い年の永倉豪というキャッチャーに出会う。互いの実力を認めた2人は、バッテリーを組みたいと思うようになるのだが……。

協調性という言葉とは無縁に近い原田巧と、周りを包み込むほどの優しさを発揮する永倉豪という、二人の性格の違い。巧に足りないものを豪が補うという感じで、いいコンビになるなと予感させてくれます。
また、小さいときから身体が弱く、ただ守ってもらうだけの存在と思っていた巧の弟の青波(せいは)。彼が見せるようになったいろんな面が、巧にも影響を与えていきます。
それから甲子園出場校の監督をしていた、巧の祖父の井岡洋三。そして、子供のためだと信じ、野球を止めさせようとする母親達。

もとは児童書として書かれた本なのですが、そうとは思えないほど読み応えのある内容でした。特に巧の、「何物にも干渉されず、結果のすべてを引き受けようとする」、そのストイックなまでの姿勢はちょっと気持ちいいぐらいです。

正直、「女性に、小学生ぐらいの男の子を主人公とした物語なんて書けるのかなぁ……」なんて思ってましたが、ちとあなどりすぎでした。

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