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2011年12月

2011年12月25日 (日)

第19回 ハセツネカップ(最終回)

御前山を下る。何名かのランナーに抜かれる。
空はだいぶ明るくなり、ライトのスイッチを切る。

夜が明けたからか、眠気覚ましが効いたのか、ずいぶんと力が出るようになってきた。走れるところはゆっくりでも走り、上りはストックを使ってガシガシ上る。

そして僕は腹を立てていた。
他でもない自分自身に。

足が痛い。疲れたって言ってすぐに手を抜こうとする自分。本当はまだまだできるのに、理由を付けて止めようとする自分。今だってまだ走れてるじゃないか。

腹を立てながら大ダワに到着。ここではトイレだけ済ませ、すぐに先に。今の勢いのまま進めるだけ進んでおきたい。

大岳までもけっこう走れる道。何人ものランナーをパスして、大岳山に到着。

20111022_oodake

休憩もそこそこに先へ進む。岩場なので、気を付けながら下る。気を付けてはいたんだけど、右のかかとを傷める。足を付くと痛い。御嶽までの下りも足が痛くて走れない。周りに何人もいたけど、ひとり取り残される。

後ろから来るランナーの邪魔にならないように、道の端をゆっくりゆっくり進む。

綾広の滝でペットボトルに水を補給。
初めて飲みました。冷たくておいしかったです♪

第3関門にはスタートしてから20時間過ぎ、午前9時1分に到着。ここからゴールまでは13.5km。残り時間は4時間。1時間で4kmのペースで進めば、確実にゴールできる計算だ。

だけど現状を考えると、不安で仕方が無い。
しかも、ずーっとトイレに行ってないからお腹も痛い。ここからずーっとお腹の痛みと戦ってました(笑)

日の出山を過ぎ、しばらくすると左腕のガーミンもバッテリーアウト。幸い、右腕の方を早めに止めておいたおかげで時計は生きており、時間は何とか確認できる状態ではありました。

65km地点を通過。あと少し!

だけど、そこからが異様に長かったです。行けども行けども進んでいる気がしない。それなのに右手の時計は着々と進んで行く。本当に間に合うのかな。ゴールできるのかな……。

あと2km(3kmだったか?)の看板が目の飛び込んできた。時計を見ると、確実にゴールできる事がわかってホッと一息。安心しちゃったのか、気にならなくなってたかかとが急に痛くなって、ペースがさらに落ちました。

ストックを頼りに山を下りる。

ゴールはもうすぐ。この角を右に曲がれば五日市会館は目の前だ。

暑かったのでシャツのジッパーを下ろしていたんだけど、ゴール写真を意識して上にあげる(笑)

右に曲がる。本当にもうすぐだ。泣くかな、と思ってたけど泣きはしなかった。むしろ、ちょっと気恥ずかしい。

ゴールのマットを踏む。

スタートしてから23時間34分。
はー、やっと終わった。

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実に全7回になっちゃいました。後半はかなり駆け足になっちゃった感じですが、あまり書く事がなくて。

もし完走できたら二度と出なくてもいいかなと思ってましたが、来年も出たくなりました。装備品など工夫してみたいし、夜の山を歩く経験なんてそうそうできないし、とても楽しいです♪

次はもうちょっと早く帰って来たいな。

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第19回 ハセツネカップ(その6)

浅間峠で準備した補給食(リゾット)を食べる。

「うん、うまい」

というのは嘘で、冷たいし、水がちょっと足りなかったのかおいしくなかったです(´・ω・`)ションボリ

とりあえず「おいしい」と自分をだまして完食。今思えば、いなりずしがたくさん余ってたので、リゾットはやめていなりずしを食べれば良かったな。ただ、その時はそこまで頭が回らず......しかも、後で確認したら、ここで20分ぐらい休憩しちゃいました。

ふくらはぎを伸ばしてリフレッシュ。よし、行こう。

小河内峠までは順調。ここから上り。1年前に試走した時は、本当にきつい所だった。もちろん1年後の今も変わらずきつい。惣岳山の直前の上りは本当につらくて、

「ここで横になろう」
「ここなら眠りやすいかも」

と、何度も誘惑にかられました。何とか惣岳山の山頂に到着。御前山はすぐ先なのですが、ここでも2分ほど休憩。真っ暗中、見えるのは僕のライトの明かりが届く範囲だけ。誰も登ってこない。誰もいない。

立ちあがって御前山へ。
ここにはスタッフと、数名のランナーが休憩してました。

フラフラと木のベンチに座り、また休憩。うっすらと空が白み始めたのか、顔まではわからないけど人のシルエットが良く分かる。何となく幻想的だなと思ってたら、睡魔に襲われました。

「眠い、眠いよ......」

歩き続けても制限時間ギリギリなのは分かっていたので、眠る時間なんてどこにもない。

「このままベンチで横になっちゃおうか」

ここまで来たし、今年は入院してたからって言い訳もできるし、もうやめてもいいんじゃない? ぼんやりした頭で考える。

でもほら、行けるところまで行こうよ。そのためにここに来たんじゃないか。

ザックから眠気覚ましを取り出して口に放り込み、水で胃に流し込む。
立ちあがって先に進む所で、スタッフの人から「いってらっしゃい」と声をかけられた。

「行ってきます」

うん、行ってきます。何とかゴールまで。

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2011年12月17日 (土)

ハートその2&1000円自販機

金曜日の夜は、向かいのビルのハートがこんな状態に。

20111216_heart

またしても撮影大会(笑)

明けて土曜日は人間ドックでした。場所は横浜だったので、帰りは自宅近くまで走って帰ってきました。

自宅までの道すがら、こんな自販機を見つけました。

20111217_1000yen

「箱の中身は素敵な雑貨やブランド品。家電・ゲーム機など豪華賞品が入っています。」

とのこと(笑)

「モヤさま」で何回か見た事ある自販機。

さすがに試してみませんでしたが、興味ある人は場所を教えますのでどうぞ。ただし、責任は持ちません(笑)

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2011年12月15日 (木)

ハート

今日、向かいのビルがこんなことしてました。

20111214_heart_2

みんな窓際に集まり、撮影大会(笑)

なんでこんなことしてたのか分かりませんが、ちょっとほんわかしちゃいました。

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2011年12月13日 (火)

第19回 ハセツネカップ(その5)

浅間峠から先は時々集団になるものの、基本的には一人旅が多くなる。真っ暗な中、自分のライトの明かりだけを頼りに進む。

明かりに浮かびあがる木の根っこなどを越えて行きながら、

「目の前に現れるものを一つずつ越えて行くしかないんだな。足を動かさないとどこにも辿りつかないし、どこかに行きたいならとにかく動き続けるしかないんだなー。きっと人生もそうだな。」

などと、闇夜の中でひとり人生について考える(笑)

20111022_saibara

西原峠に23時15分頃に到着。

去年はここに午前2時ぐらいに到着してリタイアしたっけ。なんて休憩しながら思い出す。今年はこの先まで行けると思うとワクワクするし、ここからが本当のスタートだ。

例によって2分ほど休憩した後、腰を上げて歩きだす。ほどなくして三頭山への上りが始まる。ストックがあるとはいえ、けっこうしんどい。しかも風に吹かれて寒い。バイクジャージのジッパーを一番上まで上げると襟元がぴったりと閉まるので、それで何とかやり過ごす。良かった、バイクジャージを着て来て。

道の傍らで眠っている人や、胃腸がやられちゃっているのか吐いている人をたまにみかける。今のところ、眠くは無いし、吐き気も無い。

午前1時頃、三頭山に到着。ここでライトの電池を交換する。明るくなったライトを見て元気が出る。そして、「明るい輪」なんて蛍光灯のCMを思い出したりする。

三頭山から下り始めてすぐのところで右の方を見てみると、これから三頭山に登ろうとしている人達のライトの明かりが点々と見えた。ああ、あそこでもみんな頑張ってるんだ。

鞘口峠までの下り。本当なら走れる場所だと思うんだけど、無理せずゆっくり進む。というより、太ももが痛くて走る事ができない。午前1時50分頃に何とか鞘口峠にたどり着き、腰をおろして休憩。

20111022_sayaguchi

ここでリタイアすれば下山は簡単だな、などとちょっとだけ考える。そんな傍らを女の人がガシガシ先へ進んで行く。女の人って強いな。こういう競技は女性の方が向いてるのかな。なんて事を思う。

ここでは4分ぐらい休憩して、とにかく先へ進む。何とか第2関門である月夜見山の第2駐車場に到着。

20111022_tukiyomi

時計は午前3時17分。スタートしてから14時間以上経過していた。

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2011年12月11日 (日)

第27回 NAHAマラソン

相変わらずハセツネの日記を放置して、先にNAHAマラソンの日記をアップします。

初めてNAHAマラソンに参加したのは2007年。「東京マラソンも完走したし、何とかなるんじゃない?」なんてお気楽に出場したら第2関門の制限時間を越えてしまい、30kmでリタイア。

続く2回目の出場は去年、2010年。残り3kmで足がつり、何とか頑張ったものの競技場に入る500m手前で制限時間を越えてしまい、無念のリタイア。

そして今年が3回目。

2週間前のフルマラソンでネットタイム5時間34分を出していたので、トラブルが無ければ大丈夫とは思っていましたが、何しろ3回目。さすがに今回完走できなかったらみんなに何て言われるか(笑) ドキドキしながら本番を迎えました。

コースはこんな感じです。

20111211_course

何しろ人が多い。スタートラインを通過するまで20分もかかっちゃいました。

20111204_start

いつものYMCAポイントを越える。

20111204_ymca

ペースは7分前半を維持してたんですが、17kmぐらいから左膝と右の足首あたりに違和感が。ちょっとペースが落ちて8分台に。

20111204_half

ハーフを越えたちょっと先にある最初の関門。11時58分、スタートから2時間58分後に通過。ネットだと2時間38分だから、目標よりやや遅い。けど、今回は完走が大優先。

関門を越えるちょっと手前で、目の前で急に歩きだした女の人を避けるために横にステップを踏んだら、ふくらはぎがピクッっとなりました。一瞬、つったと思って焦りましたが何とも無くて良かったです。

20111204_sea

やーキレイだねー。

なんて写真撮ったりしてますが、何しろ暑い。苦しいからついつい給水に手が出てしまい、お腹が苦しい(笑)

ひめゆりの塔の私設エイドで休憩。

20111204_himayuri

去年はおにぎりしか残って無かったけど、今年はソバを頂けました。おにぎりとおそば、それからお茶を頂きました♪ これだけの量を用意するってたいへんだなーと思う。しかも、私設エイドだから全部持ちだしでしょ? ありがたいですよね。

20111204_28km

毎回、ここで沖縄を感じてます。
目の前に広がる海を横目に坂を下って行きます。気持ち良いんです。

……にしても、紙コップ散乱し過ぎ。

第2関門を通過。

20111204_dai2kanmon

今年は閉鎖15分前に通過。去年は3分前だったから、時間はちょっと余裕がある。でも、足はそんなに余裕は無い。でも、あとたったの9km。

去年足が攣ったポイントは念のため歩いて通過。けっこうな上り坂だった記憶があったけど、たいした上りじゃ無くてビックリ。記憶なんていい加減だな。しかし、なんでこんな程度の坂で足がつったのか不思議で仕方が無い。

1車線をたくさんの人が走るから、走りづらくて仕方が無い。歩いている人を抜かすのも一苦労。走っている人も急に歩きだしたりするし、気をつけて走る。ここで接触して怪我でもしたら一大事だ。

交差点を左に曲がると、

20111204_studium

見えた、野球場。

去年はほとんど人がいなかったけど、前後左右、人でいっぱい。

20111204_studium2

去年タイムアウトになった悲しい場所を通過。

20111204_track1

やった、競技場の入り口。あとはトラック1周するだけ。

20111204_finish

フィニッシュゲートをくぐる。

「完走できたー、やったー♪」

思わずバンザイ。で、完走できたことももちろんあるけど、ようやく肩の荷が下りた事に安心して、恥ずかしながらちょっと泣く(笑)

20111204_medal

今年の完走メダルは僕の好きな緑色♪ これを見た時、「あー、去年完走できなかったのは、これを貰うためだったんだな」と思いました。

みんなからも祝福の声をかけてもらえて、なんて幸せなんだ♪

タイムは、

グロス:6時間5分59秒
ネット:5時間45分30秒

制限時間の9分前のゴールでした。途中、「ひょっとして今年も……?」なんて思った時もあったけど、ゴールできて本当に良かった。

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月食

月食の事をすっかり忘れてて、危うく見逃すところでした。

三脚とデジカメを持って、多摩川へGO!

夜中にも関わらず、けっこう人がいました。高校生かな? 男女数名の集団もわいわいと騒いでおりました。

20111210_moon1

コンデジじゃこんなもんかな?

プログラムかシーンしかないので、思ったような撮影ができないのがもどかしい。

20111210_moon2

20111210_moon3

月とオリオン座。

20111210_moon4

だいぶ明るくなってきたね。

20111210_moon5

撮影終了。

こんな時は、やっぱりデジイチが欲しくなるよね。

あ、撮影が終わったので家に帰ろうと振り返ると、騒いでいた高校生?達は警官の職質を受けておりました。通りで途中から静かになったと思った。通報されちゃったのかな。

ま、深夜だしね。

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2011年12月 1日 (木)

第19回 ハセツネカップ(その4)

さすがに記憶があいまいになってきたので、いつもの書き方でサクサク進めようと思います。

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醍醐丸を過ぎ、しばらくはリタイアするかどうかで頭が一杯だった。それでも足は動き続ける。辺りは真っ暗。前走者のライトの明かりがゆらゆらと森を照らす。なかなか幻想的だ。

20111022_light

細い倒木が道を塞いでいる。前を歩く女性が「ねーねー、木があるよ。危ないよー。」と騒ぎながら乗り越えていく。「まあ、木だけにね……」と誰にも聞こえない声でつぶやいてみる。

その声が聞こえたからでは無いと思うが、しばらくするとその女性が気持ち悪そうに吐き出した。どこかで聞き覚えがある。そうだ、去年西原峠でリタイアするときに一緒に下山した女性だ。今年も気持ち悪くなってるのか、たいへんだな。声をかけようか迷ったが、結局声もかけずに横を通り抜ける。

三国峠と熊倉山で小休憩。熊倉山では横に座った男性と少々話をする。どうやら、去年第一関門を同じぐらいの時間に通過したらしい。それで何とかゴールまで行けたとのこと。じゃあ僕も頑張ればもっと行けたのかな、そんな事を考えながら第一関門を目指す。

「もう2000人越えたよ」というスタッフの会話を聞きながら、19時58分に第一関門に到着。20時までには到着したいと思っていたから、ぎりぎり目標達成。

20111022_sengen

前回はほとんど人がいなかったし、いたとしてもリタイア待ちの人だったりして寂しい感じがしたけど、今回はけっこうな人が関門にいる。木のベンチが空いていたので腰を下ろし、作ってきたいなりずしを2個食べる。うん、おいしい。

それと、フリーズドライのリゾットに水を入れる。これは次の関門で食べる予定。

さて、ここからはストックが使える。ということで、両手にストックを持ち、到着してから15分後ぐらいに出発。この時にはリタイアの事なんてすっかり頭から消えてましたね。

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